【プロレス】4.18 全日 チャンピオン・カーニバル 開幕戦
(ーAー)全日本プロレス
『2013 チャンピオン・カーニバル』
*開幕戦 [4/18.後楽園ホール]
今年で通算33回目を迎えた全日本プロレス“春の本場所”『チャンピオン・カーニバル』の開幕戦
今年は全12選手がA・B各ブロック6名ずつに分かれ、4/18~4/27に掛けて総当たりリーグ戦を行い、両ブロックの得点上位者2名ずつの計4選手が4.29後楽園大会で決勝トーナメントを闘います
(ーAー)今年の参加選手はこちら
[Aブロック]
*諏訪魔……(9年連続9度目の出場/'08年優勝)
↑上段左から1番目
*大森隆男…(3年連続10度目の出場)
↑上段左から3番目
*真田聖也…(5年連続5度目の出場)
↑上段左から6番目
*河野真幸…(4年連続4度目の出場)
↑上段左から5番目
*浜亮太……(5年連続5度目の出場)
↑下段左から2番目
*潮崎豪……(初出場)
↑下段左から5番目
[Bブロック]
*船木誠勝………(2年ぶり3度目の出場)
↑上段左から2番目
*曙………………(2年連続2度目の出場)
↑下段左から3番目
*KENSO…………(3年連続3度目の出場)
↑上段左から4番目
*KAI……………・(初出場)
↑下段左から1番目
*ジョー・ドーリング…(2年ぶり4度目の出場)
↑下段左から6番目
*秋山準…………(2年ぶり10度目の出場)
↑下段左から4番目
(ーAー)やはり注目は
バーニングの秋山準と潮崎豪の参加でしょうか
それでは、開幕戦で行われた公式リーグ戦4試合に行ってみましょう
■今年の『チャンピオン・カーニバル』の最初の公式戦は、3.17両国大会で潮崎とのコンビで世界タッグ王座を奪取した秋山準と、その両国大会のメイン終了後に白石オーナーに詰め寄り張り手をかまされるなどオーナーとの確執でも注目を集めている(?)KENSOのBブロック公式戦
この両者は'11年の『チャンピオン・カーニバル』でも同ブロックにエントリーしていて、異次元対決としてちょっとした注目を集めていましたが…
その時は対決実現前にKENSOが負傷によりリーグ戦を棄権してしまい、幻に終わっていたカードでもあります
↓
これまではどこか人を喰ったような独特の“KENSOワールド”を展開してきたKENSOですが、“ガチンコ・プロレス”を標榜する白石オーナー(笑)との確執の影響か…見違えるような(?)気合いの入った試合っぷり
秋山相手に強烈な張り手を何発もヒットさせ、大善戦しましたが…
最後は秋山がリストクラッチ・エクスプロイダーでKENSOを振り切り、リーグ戦白星スタートを切りました
(ーAー)ウーム…
KENSOに気合いが入った事で好勝負になったのは事実なんですが、これまでの一種独特のKENSOワールドの味が薄れてしまったのが、ちょっと残念な気もしますね
(ーAー)白石オーナーは
金だけ出してりゃいいんだ、エエーッ(蝶野正洋風)
■試合順前後しますが、先にもう1つのBブロック公式戦から行きます
3.17両国大会で諏訪魔に三冠ヘビー級王座を奪われて無冠となった船木と、ヘビー級に肉体改造し同大会で約7ヶ月ぶりに戦線復帰を果たしたKAIが公式戦初戦で激突
入場してきた船木にドロップキックを放ち、トペ・スイシーダで飛び込んで先制したKAIでしたが…
リングに戻ると、強烈なローキックを中心とした船木の打撃に完全にペースを奪われてしまいます
船木はローキックで痛めつけた足に様々なバリエーションの関節技を仕掛けるなどして、KAIを圧倒
船木ペースで進む中、KAIも反撃してLATで叩き付けますが、続くスプラッシュ・プランチャをかわされ…
打撃戦で再び船木がペースを取り返し、顔面蹴りを連発した後にダメ押しのハイブリッド・ブラスター炸裂
前三冠王者・船木が快調な公式戦スタートを切りました
(ーAー)KAIは
確かに肉体的には分厚くなり、いかにもヘビー級戦士といった佇まいにはなったんですが…
結局、いざとなると使う技はJr.ヘビー級時代と変わってないんですよね
ヘビー級になってもJr.ヘビー級の動きが出来る。と好意的に捉えてくれればいいだろうけど…逆に「やる事変わってねーじゃん」と捉える人の方が多いんじゃないですかね
■Aブロックの初戦となったのは、3.17両国で世界タッグ王座から転落した大森隆男と、初代GAORA TV王者として防衛を重ねている真田聖也の公式戦
両者の持ち味が噛み合った、静かながらも見応えのある好勝負となったこの一戦
切り返し合戦のような展開からアックス・ギロチンドライバーを決めた大森は、何度もかわされたりブロックされたりしながらも遂にアックス・ボンバーを炸裂させますが…勝負は決まらず……
真田がRKOから必殺のTHIS IS IT…と思いきや、大森の右腕をスピニングトーホールドの要領で回転して足に絡め、変型のドラゴン・スリーパーへ
↑では陰になってますが、大森の右腕を足に絡めてます
この新兵器でギブアップを奪い、真田がリーグ戦初戦を白星スタート
(ーAー)大森は
“GET WILD”の相棒・征矢学の長期欠場もあるだけに、征矢の分まで頑張っていただきたいものです
■開幕戦のメインで行われたAブロック最大の注目カード…諏訪魔vs潮崎豪の初の一騎打ち
これまでにも全日本とノアを股に掛け、タッグ対決などで火花を散らしてきた両雄ですが、潮崎が“バーニング”として全日マットに主戦場を移した事で、否が応でも闘う状況となり…
また、先の3.17両国大会では、諏訪魔が三冠ヘビー級王者に返り咲き、潮崎は秋山とのコンビで世界タッグ王座を奪取
メイン終了後には「俺とやりたくて全日本に入ってきたんだろ」と諏訪魔が潮崎を挑発するなど、待ったなしの状況となったわけですが…
『チャンピオン・カーニバル』では同じAブロック、しかもいきなり開幕戦で激突という事になりました
↓
予想していたよりも両者落ち着いた感じの試合となりましたが、正面から小細工なしで意地をぶつけ合うような、正々堂々の内容になった感じと言いますか
どちらかがペースを取ったかと思えば、もう一方が取り返し、重厚ながら攻防が次々と入れ替わって行きます
諏訪魔はのタブルアーム・スープレックスを初め、フロント・スープレックスやジャーマン・スープレックス、バックドロップなど得意の投げ技をチャンスがあれば連発し…
潮崎は得意のラリアットや重いチョップなど、打撃技を連発して攻め込んで行きます
お互い「このまま行けば決着か」というところまでは攻め込むものの、フィニッシュまでは持ち込ませないというせめぎ合いを見せ…
最後の最後まで両者が勝利を目指す闘いを見せ、時間切れ直前には「どっちが上を取って終わるか」みたいな意地の張り合いを見せながら…
30分フルタイム・ドロー
↓
両者共に「俺の勝ちだ」とアピールするようなポーズを見せながらも、お互いに「もう1回」もしくは「決勝でやろうぜ」というような仕草を見せていました
年齢こそ諏訪魔の方が5つ上との事ですが、プロレスのキャリアでは潮崎が何ヶ月か先にデビューしているもののほぼ同期となる両者
諏訪魔にとっても、潮崎にとっても、実に厄介でやりがいのあるライバルが出来たという充実感を感じているんじゃないでしょうか
今後の二人の闘争が楽しみなのは、私だけじゃないはずです♪
さあ、諏訪魔vs潮崎豪の本格的な闘いが、この日開戦しました
(ーAー)という事で
開幕戦で行われた4試合の公式戦を紹介してきましたが、得点状況などは…まあ、いいでしょう(笑)
ちなみに私は友人に録画してもらったGAORAの中継を観たわけですけど、次の中継は4/29の決勝トーナメントになるみたいです
ニコニコ生中継?では全試合を中継するみたいですけど…私が観るのは次は決勝になるかと思います
公式戦の途中経過などは、各自情報サイト等でお願いします
(ーAー)y-~~クックックッ
GAORAの解説に付いていた蝶野正洋は、諏訪魔vs潮崎終了後の「選手としての血が騒ぐんじゃないですか!?」という鍵野アナウンサーの問いに「これ見たら…俺はいいや」と答えてましたとAndroid携帯から投稿。…蝶野の解説は意外と良かったです♪